

糖鎖を介した腸内細菌宿主連関による 腸内ダイアローグ研究の創出
Innovative Intestinal Dialogue
Research on Gut Microbe-Host
Interactions Mediated by Glycans
トップページの絵について
トップページの絵は、腸の中と外の様子を表しているのと同時に、草原が広がる大地と青空をイメージして描かれています。
腸の中側(上側:青空)にはたくさんの腸内細菌がおり、腸の外側(下側:地面)には免疫細胞が待機しています。それを隔てる腸管上皮細胞(ピンク色:地表)と粘液層(緑色:草原)があり、その至る所に、ミルクオリゴ糖やムチン型糖鎖など様々な糖鎖が存在しています。糖鎖は、腸内細菌に食べられたり、くっついたり、腸内細菌と私達の細胞とのやりとりに使われています。
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)は腸内フローラとも呼ばれ、私達の腸の中に棲んでいるたくさんの細菌の集まりのことです。「フローラ」は「お花畑」という意味があり、いろいろな種類の細菌が集まっている様子を花畑にたとえています。私達が行う「腸内糖鎖ダイアローグ」研究では、この腸内フローラと腸管細胞、免疫細胞との間で行われる糖鎖を介したやり取りに注目します
研究内容Research content

A01班
HMOsの生合成、有機合成基盤の確立と壊死性腸炎予防の分子機構の解明

A02班
腸内糖鎖による腸管恒常性維持と炎症性腸疾患のメカニズムの解明

A03班
病原性菌の腸内糖鎖を利用した宿主免疫回避分子メカニズムの解明

A04班
腸内糖鎖資化性細菌由来低分子代謝物による他臓器、腫瘍幹細胞の機能制御解明
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